公開日:2026.06.01

最終更新日:2026.06.01

非SEO担当者のための最新SEO(LLMO)情報の仕入れ方

  • マーケティング
SEOディレクター
高野裕之

最近、SEO担当ではないけど、SEOについて知っておかなくてはいけない職務の方から、「SEOの最新情報を知っておくにはどうしたら良いか?」という質問を受けることが増えてきました。というわけで、「とりあえずいったんここ見ておけば良いよ〜」という情報元をまとめてみます。最新のGEO(AEO・LLMO)の情報収集にも使えるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)

まずは、基本として、Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)は読んでおきたいところです。GoogleによるSEOの基礎的な考え方が示されているほか、サイトマップやrel=”canonical”タグなどの細かい仕様について掲載されており、文字通りSEOのすべての基本となっている情報元といえます。

SEOというと、どうしても順位を上げるためのテクニックや最新トレンドに目が向きがちですが、まずはGoogleがどのようなサイトを評価し、どのような行為を避けるべきとしているのかを押さえておくことが大切です。ここを理解しておくと、個別の施策について判断するときも、Googleの考え方に立ち返って考えやすくなります。

理想はすべて読んでおくことですが、内容がかなり広いため、最初から完璧に理解しようとしなくても良いと思います。たとえば、編集・ライティングに関わる方であればコンテンツ品質やスパムポリシーの部分、制作・開発に関わる方であればクロールやインデックス、構造化データなど、自分の職務にかかわる部分だけ確認しておくだけでも十分役立ちます。

海外SEO情報ブログ

続いて、自分もSEO担当になってからずっとお世話になっている海外情報ブログです。執筆者はFaber Company現取締役の鈴木健一さんで、最新のSEO情報をほぼ毎日更新しているものすごいブログです。Google公式の発表や海外SEOカンファレンスの情報、Google社員の発言などをもとに、SEOに関する重要な動きをわかりやすく紹介してくれています。また、SEOからの流れでGEO(AEO・LLMO)の情報も扱っています。

エビデンスもしっかり明記されているのと、シンプルかつわかりやすい情報提供がされている点が、いつも本当にすごいなあと思わされます。余計な情報がまったくなく、必要な情報だけを整理して伝えてくれるので、忙しい中でもかなり読みやすいです。SEOの世界は、噂や断片的な情報が広がりやすい領域でもあるので、一次情報に近い形で確認できる情報源としてかなり信頼しています。

ただ、かなり専門的でテクニカルな仕様の話なども結構あります。クロール制御、インデックス、構造化データ、JavaScript SEOなど、非SEO担当の方にとっては少し難しく感じるテーマもあると思います。そのため、すべての記事を深く読み込むというよりは、毎日ざっとチェックしつつ、自分の職務にかかわる領域だけ詳しく確認する、という感じでも良いかと思います。

たとえば、記事制作に関わる方ならコンテンツ品質やE-E-A-T、Googleアップデート関連の記事を中心に見るだけでも十分参考になります。開発や制作寄りの方であれば、インデックスや構造化データ、ページ表示速度まわりの記事を追っておくと、実務にもかなり活かしやすいはずです。

Web担当者フォーラム

Web担当者フォーラムはSEO領域以外も広くカバーしているサイトなので、すでにチェックしている人も多いと思います。

SEOに関していえば、専門的な上記2つのサイトに比べて、非SEO担当の方にも読みやすく編集されている印象があります。専門用語が多すぎず、背景や文脈も含めて説明されている記事が多いので、SEOの最新情報をざっくり把握したい場合は、こちらで情報収集するのでも良いかと思います。話題のSEO情報などはしっかり拾われていますしね。

また、単なるニュース紹介だけでなく、SEOの専門家へのインタビューやイベントレポート、実務者向けの解説記事が掲載されることもあります。鈴木謙一さんや辻正浩さん、サイバーエージェントの木村賢さんが関わっているオリジナルのインタビューやレポート記事が掲載されていることも多く、そういう記事は結構貴重な最新情報が載っていることが多いので、重宝しています。

特に、Googleアップデートの影響や、検索結果の変化、SEOの考え方の変遷などは、実務の中だけではなかなか体系的に把握しづらいところがあります。Web担当者フォーラムの記事を読んでおくと、SEOを単なる順位対策ではなく、Webマーケティング全体の中でどう位置づけるかを考えるきっかけにもなると思います。

X(旧Twitter)

あとは、Xでの情報収集も重要ですね。SEOの専門家の方が、日々の業務や検索結果の変化を見て感じたことをつぶやいていたり、重要なSEO(GEO・AEO・LLMO)情報が発生したらすぐに共有してくれたりします。ブログやメディア記事になる前の段階で、一次的な反応や現場感に近い情報を拾えるのが、Xの大きなメリットだと思います。

また、あまり積極的に情報を探しに行かなくても、フォローしておけばある程度受動的に最新SEO情報を摂取できるのも便利です。SEO担当でなくても、タイムラインに流れてくる情報を眺めているだけで、Googleアップデート、検索結果の変化、AI検索、コンテンツ品質、テクニカルSEOなどの話題に自然と触れられます。とりあえずフォローしておけば、勝手にSEOの専門知識が少しずつ身についていくんじゃないかと思います。

おすすめのアカウントは下記のとおりです。

辻正浩さんは、SEO業界では知らない人がいないくらいの方で、検索結果の変化やアルゴリズムの捉え方について、非常に実務的かつ深い視点で発信されています。鈴木謙一さんは、先ほど紹介した海外SEO情報ブログと同じく、Google公式情報や海外SEO情報のキャッチアップにとても参考になります。木村賢さんは、サイバーエージェントでの研究・実務経験をもとに、検索やコンテンツ、データ分析に関する発信をされています。

渡辺隆広さんは、SEO歴30年の超スペシャリストで、辻さんの元上司の方でもありますね。かなり広い視点・高い視座でSEOを捉えていて、渡辺さんの発信や書籍を読んで、SEOのあり方について考えさせられることが多いです。単に「検索順位を上げるにはどうするか」ではなく、検索という仕組みや、ユーザーに情報を届けることの本質について考えるうえでも参考になります。

もちろん、ほかにもSEOについて専門的に発信している方は多くいらっしゃいます。ただ、あまり多すぎても情報処理しきれないと思うので、まずはいったん上記の4名をフォローしておけば、大体の最新SEO情報は入ってくるんじゃないかと思います。そこから、必要に応じて自分の職務に近い領域の方を追加でフォローしていくくらいがちょうど良いかもしれません。

ぜひ、参考にしてみてください〜。

SEOディレクター
高野裕之
株式会社シャープイレブンス代表。出版社での編集職を経て、事業会社でWebコンテンツマーケティング・SEOを担当。現在は多くの企業のSEO支援に取り組み、SEO戦略の立案、キーワード設計、記事制作、効果検証、テクニカルSEOまで幅広く対応している。編集者として培った企画力・構成力と、データ分析にもとづく改善提案を強みとする。
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