広告運用を代理店などに発注する際、定期的にレポートを提出してもらっているマーケティング担当者も多いかと思います。そのレポートの内容について、完全に把握していますか?
目次
一般的な広告レポートに記載されている指標は以下のようなものが多いと思います。
広告配信の目的を”認知”に置いていた場合、しばしば表示回数をKPIとして設定をご希望するクライアント様をお見かけします。しかし、この表示回数は実は”広告を見られた回数”とは異なります。
表示回数の定義はGoogleによっては以下のように定義されています。
Google や Google ネットワークに広告が表示されるたびに、表示回数が 1 回カウントされます。
場合によっては、広告の一部しか表示されないことがあります。たとえば Google マップでは、会社や店舗の名称と所在地、または会社や店舗の名称と広告文の 1 行目のみが表示されます。
広告が表示された回数は、アカウントでは「表示回数」として示されます。
https://support.google.com/google-ads/answer/6320?hl=ja
これはどういうことかと言うと、表示回数は広告がページに読み込まれた回数を指していて、以下のような場合も表示回数に含まれていると言うことになります。
つまり、実際にユーザーの目に触れた回数ではないと言うことです。
では、実際に広告がユーザーに視認された回数を知るにはどのようにすればいいでしょうか?
それには、広告管理画面から表示項目”視認範囲のインプレッション”を表示させる必要があります。ここでは、その方法をご紹介します。
まずは、キャンペーンや広告グループなどの任意の画面で「表示項目」をクリック。
続いて、「視認性」の項目をクリック
続いて、「視認範囲のインプレッション」をクリック。これで、任意のレポートに”視認範囲のインプレッション”を表示可能です。
Googleのサポートページによると、”視認範囲のインプレッション”の定義が以下となっています。
広告のインプレッションが視認可能と見なされた回数を示す指標です。ディスプレイ広告の場合は 1 秒以上、動画広告の場合は 2 秒以上にわたって 50% 以上の範囲が表示された広告は、視認可能と見なされます。この指標では、視認可能な場所に広告が表示された頻度を把握できます。
https://support.google.com/google-ads/answer/7029393?hl=ja
これは”表示回数”よりも遥かに”実際に見られた”と言う指標に近いのではないでしょうか?
デジタルマーケティングにおいては様々な指標が存在しているため、その定義を細かく把握することは簡単なことではありません。しかし、KPIとして設定する数値についてはロジックを理解し、本当に目的に通じるものなのかを把握する必要があります。
運用を代行する代理店や個人事業主が多い昨今、このような数値の誤認をしやすい落とし穴が数多く存在しています。大事な予算を誤ったKPIで運用しないため、これらのロジックをしっかりと理解した代理店、個人事業主にご依頼することをお勧めします。
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