表示回数と”広告が見られた回数”は違う。広告レポートに潜む落とし穴。

2020年6月7日 | Marketing

広告運用を代理店などに発注する際、定期的にレポートを提出してもらっているマーケティング担当者も多いかと思います。そのレポートの内容について、完全に把握していますか?

ディスプレイ広告の表示回数と”広告を見られた回数”は違う

一般的な広告レポートに記載されている指標は以下のようなものが多いと思います。

  • 表示回数
  • クリック数
  • クリック率
  • クリック単価
  • コンバージョン(計測していれば)
  • コンバージョン率(計測していれば)
  • コンバージョン単価(計測していれば)
  • 費用

広告配信の目的を”認知”に置いていた場合、しばしば表示回数をKPIとして設定をご希望するクライアント様をお見かけします。しかし、この表示回数は実は”広告を見られた回数”とは異なります。

表示回数はあくまでも”ページに読み込まれた回数”

表示回数の定義はGoogleによっては以下のように定義されています。

Google や Google ネットワークに広告が表示されるたびに、表示回数が 1 回カウントされます。

場合によっては、広告の一部しか表示されないことがあります。たとえば Google マップでは、会社や店舗の名称と所在地、または会社や店舗の名称と広告文の 1 行目のみが表示されます。

広告が表示された回数は、アカウントでは「表示回数」として示されます。

https://support.google.com/google-ads/answer/6320?hl=ja

これはどういうことかと言うと、表示回数は広告がページに読み込まれた回数を指していて、以下のような場合も表示回数に含まれていると言うことになります。

  • ページの下部に表示され、ユーザーの目に入らない領域に表示されている。
  • ページの上部でも、なんらかの要因により広告が隠れている。

つまり、実際にユーザーの目に触れた回数ではないと言うことです。

ユーザーに視認された表示回数(ビューアブルインプレッション)を測定するには、”視認範囲のインプレッション”を参照

では、実際に広告がユーザーに視認された回数を知るにはどのようにすればいいでしょうか?

それには、広告管理画面から表示項目”視認範囲のインプレッション”を表示させる必要があります。ここでは、その方法をご紹介します。

まずは、キャンペーンや広告グループなどの任意の画面で「表示項目」をクリック。

続いて、「視認性」の項目をクリック

続いて、「視認範囲のインプレッション」をクリック。これで、任意のレポートに”視認範囲のインプレッション”を表示可能です。

“視認範囲のインプレッション”の定義

Googleのサポートページによると、”視認範囲のインプレッション”の定義が以下となっています。

広告のインプレッションが視認可能と見なされた回数を示す指標です。ディスプレイ広告の場合は 1 秒以上、動画広告の場合は 2 秒以上にわたって 50% 以上の範囲が表示された広告は、視認可能と見なされます。この指標では、視認可能な場所に広告が表示された頻度を把握できます。

https://support.google.com/google-ads/answer/7029393?hl=ja

これは”表示回数”よりも遥かに”実際に見られた”と言う指標に近いのではないでしょうか?

最後に

デジタルマーケティングにおいては様々な指標が存在しているため、その定義を細かく把握することは簡単なことではありません。しかし、KPIとして設定する数値についてはロジックを理解し、本当に目的に通じるものなのかを把握する必要があります。

運用を代行する代理店や個人事業主が多い昨今、このような数値の誤認をしやすい落とし穴が数多く存在しています。大事な予算を誤ったKPIで運用しないため、これらのロジックをしっかりと理解した代理店、個人事業主にご依頼することをお勧めします。

Share on

コメントを残す

コメントを残す

最近の投稿

Google Optimize(オプティマイズ)でページのABテストやutmパラメータによる要素の出し分ける方法。

Googleによるサイトの最適化(オプティマイズ)ツールであるGoogle Optimize。無料...

Read more
ディスプレイ広告でCPC(クリック単価)を下げることを目的にしてはいけない理由。

ホームページへの集客を行う上で最も簡単に始められるものがディスプレイ広告です。バナーやテキストを登...

Read more
MA?DMP?WEB接客ツール?ツールを導入する際に検討すべき最優先事項。

現在、デジタルマーケティングを行うにあたり、マーケティング担当者はUX(顧客体験)や広告のPDCA...

Read more

資料請求

YOAKEの説明資料をダウンロード頂けます。
※ フォームより必要事項を記入し送信していただくとメールが自動配信されます。メールに記載されたパスワードをダウンロードページに入力すると資料がダウンロード頂けます

個人情報の取扱いについてご同意いただいた上で、送信ボタンを押してください。

About YOAKE

Phone: 080-7000-3771
Email: sales@yoake-tokyo.jp
営業時間: 月〜金: 10:00〜17:00
住所: 〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-27-9

YOAKE, inc. ALL RIGHTS RESERVED © 2020